左隣F持ちとは?

レース一覧とレースビューに「左隣F持ち」という表示があります。 これが何を指していて、何が言えて、何が言えないかを説明します。 どの艇を買うべきかは示しません。

「左隣」とは

ボートレースは6艇が横に並んでスタートします。 内側(1コース側)から数えて、自分の1つ内側にいる艇が「左隣」です。

「F持ち」とは

F はフライングのことです。フライングをすると、その選手には 一定期間の出場停止などの重い処分がつきます。 このサイトでは、その選手が過去にフライングの記録を持っているかを「F持ち」と呼んでいます。

何が起きるのか

左隣の艇がF持ちのとき、その外側の艇の1着率が上がります。 F持ちの選手は次のフライングを避けるためにスタートを遅らせる傾向があり、 その分だけ外側の艇が前に出やすくなる、という説明ができます。

ただし上げ幅は大きくありません。4コースで実測した例では次のとおりです。

左隣(3コース)の状態4コースの1着率母数
F持ちでない10.60%233,535走
F持ち11.80%39,759走
+1.20pt

+1.20pt です。10.60% が 11.80% になる、という大きさです。 「劇的に変わる」ものではありません。

効果が本物だと考える理由

「左隣がF持ちだと外が来やすい」は、次の理由で偶然や見かけ上の相関ではないと考えています。

★以前この数字を誤っていました

このサイトの記録には、一時期「+7.1pt」と書かれていました。 再集計したところ、その値は再現できませんでした。正しくは +1.20pt です。

条件を4,000通りほど機械的に走査しても、+7.1pt になる切り口は見つかりませんでした。 元の数値がどう出されたのかは、今も分かっていません。 効果の向きと構造は変わりませんが、大きさだけが誤りでした。

締切前に分かること・分からないこと

フライングの記録は出走表に載っているので、締切前に分かります。 一方で、実際の進入コース(誰がどのコースから出るか)は締切後に決まります

そのためレース一覧では、枠番どおりに進入すると仮定して「左隣F持ち」を判定しています。 この仮定がどのくらい当たるかを実測しています。

「左隣がF持ちか」の判定が、枠なり仮定と実際の進入とで一致した割合は 98.1%です(直近5年・6艇そろったレース・2〜4枠。枠なり仮定と実進入とで「左隣がF持ちか」の判定が一致した割合。 770,832走 / 2026-08-21時点の集計)。

仮定にもとづく数字であることは、画面でも明示しています。 結果が確定すると、実際の進入で計算し直されます。

このサイトが「だから買い」と言わない理由

+1.20pt は1着率の話であって、回収率の話ではありません。 舟券には控除率があるため、1着率が少し上がっても、それだけで買って得になるとは言えません。

実際に過去のオッズで検算したところ、この条件で買っても回収率は100%を超えませんでした。 だからこのサイトは「買い」と書きません。 左隣F持ちはレースの読み方の手がかりであって、買い目ではありません。

どこで見られるか