級別(A1・A2・B1・B2)とは
級別は、選手を成績で4つに分けたものです。 A1・A2・B1・B2 の順に上から並びます。 ここでは級別でどれくらい成績が違うかと、 この数字がどこまで使えるかを5年分の実測で出します。
これは何か
公式が半年ごとに決めている区分です。 勝率・複勝率・出走回数・事故率などから決まり、 期の途中では変わりません。
出走表には級別が印刷されています。 締切前に見える情報なので、当サイトでも集計に使っています。
当サイトが使うのは「出走した時点の級別」です。 選手ページに出ている級別はいまの級別ですが、 過去の成績を集計するときは、その走のときの級別を使っています。 期をまたぐと級は変わるので、この2つは別のものです。
5年分の実測ではどうなっているか
| 級別 | 出走 (構成比) | 1着率 全コース | 1コースの 出走 | 1コースの 1着率 | 全国勝率 |
|---|---|---|---|---|---|
| A1 | 402,312走 (24.57%) | 27.53% | 89,454走 | 71.31% | 6.672 |
| A2 | 388,192走 (23.71%) | 20.29% | 74,494走 | 59.67% | 5.773 |
| B1 | 743,079走 (45.39%) | 11.08% | 103,384走 | 40.62% | 4.544 |
| B2 | 103,637走 (6.33%) | 4.93% | 6,301走 ★ | 35.3% | 2.689 |
全コースで見ると 27.53% ↔ 4.93% ですが、 1コースに限ると 71.31% ↔ 35.3% で 36.01pt 開きます。 同じ級別の差でも、コースによって出方が違います。
出走数でいちばん多いのは B1級で、全体の 45.39% です。 A1級は 24.57%、B2級は 6.33% しかありません。
★の付いた B2級の1コースは 6,301走しかありません。 他の級は7万〜10万走あります。 この行の数字を、他の級と細かく比べないでください。
集計: race_entries(2021-08-26〜2026-08-25) / 出走時点の級別。1着率の分母は出走数(完走した走)。1コース限定は course=1 のみ。 母数 全体 1,637,220走・2026-08-27時点。
★★級別を見ることは、勝率を見ることと半分同じです
級別は成績で決まります。 だから「級が上の選手は勝率が高い」のは当たり前で、 新しい情報ではありません。
当サイトの別の集計では、級別の効き方とその選手の1着率の相関が 0.70 でした。 級別の差のおよそ半分は、勝率の差で説明がつきます。
だから「A1だから買い」とは書きません。 級別が高いことと、そのレースで勝つことは別の話です。 級別はすでに出走表に印刷されていて、誰でも見られます。 当サイトが足せるのは、級別では見えない部分のほうです。
2つの期間を混ぜない
級別には期間が2つあります。ここを取り違えると数字が合いません (このページを作るときに実際に1度取り違えました)。
| 名前 | いつ | 何をする期間か |
|---|---|---|
| 審査期間 | 5/1〜10/31 / 11/1〜4/30 | 成績を見る半年 |
| 適用期間 | 1/1〜6/30 / 7/1〜12/31 | その級で走る半年 |
5/1〜10/31 の成績が、翌年 1/1 から適用されます。11/1〜4/30 の成績が 7/1 から。 つまり級が変わる日は 1/1 と 7/1で、成績を見ていた半年はその前です。
B2 になる道は3つ
成績が悪いからだけではありません。
- 順位づけの結果 — 勝率・2連対率で全員を並べ直し、下の方が B2 になります。 A1 は上位20%です。1期で B1 から A1 に上がることも、A2 から B2 に落ちることもあります。
- 審査期間に F を2本以上、または事故率 0.70 超 — 成績と関係なく B2 になります。
- 規定の出走回数に満たない — けがや欠場で走れなかった場合です。
事故率は当サイトが持っていないので測れません。下の数字は ① と ②の F の部分、 ③の出走回数だけで見ています。
「持ちF」は通算ではありません
出走表の F の本数は、今の審査期間の中で切った本数です。5/1 と 11/1 に 0 に戻ります。
| 月 | F を持っている出走の割合 |
|---|---|
| 2025-04 | 27.7% |
| 2025-05(切れ目) | 3.7% |
| 2025-10 | 31.2% |
| 2025-11(切れ目) | 1.3% |
| 2026-04 | 25.6% |
| 2026-05(切れ目) | 3.6% |
3年分の切れ目すべてで同じ形です。★0 にならず 数%残るのは、★期をまたいで開催が続く節(★前の期の出走表の値)と読める。★測っていないので断定しない F そのものは フライング(F)とは に。
級が下がった期には、F があったのか
隣り合う適用期間を比べ、その級を決めた審査期間に F を持っていたかを数えました。
| 級の動き | 組数 | 審査期間に F を持っていた |
|---|---|---|
| 下がった | 1,833 | 54.5% |
| 変わらない | 11,307 | 36.2% |
| 上がった | 2,204 | 28.6% |
下がった > 変わらない > 上がったの順に並びます。ただし 下がった期の 45.5% は F を持っていません。 「F があると下がる」とは言えません。並べたのは数字だけで、理由は書いていません。
2段以上動いた組
2段以上動いたのは全体の一部で、そのうち下がったのは 89 組でした。
| 動き | 組数 |
|---|---|
| A1 → B1 | 52 |
| A2 → B2 | 22 |
| A1 → B2 | 15 |
このうち F 2本以上が 33 組、出走が少ないのが 15 組、 どちらかに当たるのが 44 組です。 B2 に落ちた組は多くが説明がつき、A1 → B1 は①の順位づけの結果です。
「出走が少ない」は当サイトが置いた線です。公式の規定回数を持っていないので、 審査期間の出走数が全体の下位10%(45走以下)を目安にしました。 分布は 下位5% 30走 / 下位10% 45走 / 下位25% 82走 / 中央 104走 / 上位25% 123走 です。 事故率 0.70 超は当サイトが持っていないので測れません。
選手ページの見方
選手ページの登録番号の横に、級が前の期から変わっていれば 「A2(前は B2・F1)」のように出しています。F の本数はその級を決めた審査期間のものです。 理由は書いていません。事実を2つ並べているだけです。
どう読むか
級別の差は、コースによって出方が違います。 1コースに限ると差が大きく開きます。 これは1コースが「実力を出しやすい位置」だからという説明ができますが、 当サイトはそれを確かめていません。
級別は半年ごとにしか変わりません。 期の途中で調子が変わっても、級別には出てきません。 「いま調子がいいか」は、級別では分かりません。
このページは、どの艇を買うべきかは示しません。
分かっていないこと
- ★級別の差は、選手の力そのものと分けられていません。 上に書いたとおり、級別は成績で決まるので、 「級別の効果」と「その選手が強いこと」は同じものを見ている部分があります。
- ★B2級の1コースは 6,301走しかありません。 他の級は7万〜10万走あります。1桁少ない数です。 この行の数字を、他の級と細かく比べないでください。 そもそもB2級の選手は1コースに入る機会が少ないという番組の作り方があります。
- なぜ番組がそう作られているかは測っていません。 強い選手を内側に置くという説明はつきますが、 確かめてはいません。
- 級別が決まる計算式は、当サイトでは再現していません。 公式が付けた級別をそのまま使っています。
- 級が上がった・下がった選手がどう変わるかは、このページでは扱っていません。
関連するページ
- 1着率・2連対率・3連対率 — このページで使っている1着率の説明。分母は出走数です
- 平均STとは — 級別を固定しても残る数字。級別との違いはこちら
- コースと枠番の違い — ここでいう1コースは枠番ではなく進入コースです
- 選手一覧 — 級別で絞り込めます
- 数字の読み方 — 地力と実績・母数の扱い
- 競艇の用語 — 他の用語
このページは、どの艇を買うべきかは示しません。