スタート展示とは

スタート展示は、本番の前に行うスタートの練習です。 進入とスタートを実際にやって見せます。 ここではそれが本番とどれくらい一致するかを実測し、 当サイトが展示のどこを使い、どこを使っていないかを書きます。

これは何か

レース前の展示航走のうち、スタートの部分です。 どのコースに入るか(進入)と、 どのタイミングでスタートラインを通過するか(ST)の2つが見られます。

展示は本番ではありません。 ここでフライングをしても処分はありません。 この違いが、あとで効いてきます。

実測ではどうなっているか

展示のデータは 2026-07-19 から貯めています。 2026-08-26 までの 39日ぶん・24場・36,549艇が対象です。 5年分ではありません。

① 進入は、よく一致します

単位対象一致一致率
艇ごと36,219艇34,320艇94.76%
レースごと
(6艇すべて)
6,046レース5,262レース87.03%

艇ごとに見れば 94.76% が同じコースに入りました。 ただし「6艇すべて同じ」となると 87.03% に下がります。 1艇でも動けばレースの並びは変わるので、この2つは別の数字です。

② ですが、展示のSTは本番を当てません

本番のSTとの相関相関対象
展示のST0.04635,331走
展示のFを除いた場合0.06628,674走
(比較)公式の平均ST0.22835,331走

展示のSTと本番のSTは、ほとんど関係がありません(0.046)。 展示でフライングになった走を除いても変わりません。 すでに出走表に載っている「平均ST」のほうが、本番をよく当てています(0.228)。

③ 展示と本番では、やっていることが違います

フライング率
スタート展示18.84%
本番0.39%

約48倍あります。 展示では処分がないので、選手は踏み込めます。 同じ「スタート」という言葉でも、別の行動になっています。 ②で相関が出ないのは、これで説明がつきます(ただし確かめてはいません)。

④ 実際に使ってみても、代わりになりません

「左隣のスタートが遅いと、自分は勝ちやすいか」を、3つの数字で試しました。 2コースの1着率の差(左隣が遅い側 − 速い側)です。

左隣の何を見るか1着率の差
公式の平均ST+8.19pt
本番の実測ST(結果なので締切前には使えない)+2.95pt
展示のST+2.13pt

展示のST(+2.13pt)より、すでにある平均ST(+8.19pt)のほうが大きく出ました。 展示STを足しても、すでにある数字より良くなりません。 だから当サイトは、展示STを指標に使っていません。

集計: race_exhibitions + race_entries(2026-07-19〜2026-08-26・39日) / 展示の進入と本番の進入の一致。展示STは完走した走のみ。左隣の比較は2コース・左隣のSTが中央値より遅い側 − 速い側。 母数 36,219艇 / 相関は 35,331走 / 左隣の比較は 5,973走・2026-08-26時点。

★★当サイトが展示STを指標に使っていない理由

進入は使っています。 展示の進入は本番とよく一致するので、締切前に「誰が誰の隣か」を見るときの参考になります。

ですが、展示のSTは指標にしていません。 理由は3つあります。

  1. 本番のSTをほとんど予測しないから。 相関は 0.046 で、ほぼ無関係です。 展示でフライングになった走を除いても 0.066 で、ほとんど変わりません。
  2. 展示と本番では、やっていることが違うから。 展示のフライング率は 18.84%、本番は 0.39% です。約48倍あります。 展示では処分がないので、選手は踏み込めます。 同じ「スタート」でも、別の行動になっています。
  3. もっとよく当たる数字が、すでに出走表にあるから。 公式の「平均ST」(その選手の過去の平均)のほうが、本番との相関が高い(0.228)です。

3つ目が決め手です。 展示STを足しても、すでにある数字より良くならないなら、足す意味がありません。 だから出していません。

どう読むか

「展示が良いから今日は走る」とは、このサイトでは書けません。 進入については実測で当たりますが、STについては当たっていないからです。

展示タイム(一周のタイム)は、また別の話です。 こちらは当サイトでも使う方向で検討していますが、 まだ全場で貯まっていないので画面には出していません。

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分かっていないこと

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